Minimalのビーントゥバーをお取り寄せして、レビュしてみた!
全国の逸品をお取り寄せして楽しんでいる、お取り寄せ大好き うちやま りな(▶運営者情報)です!
お取り寄せは実物を見て買うわけではないので、事前にどんな商品なのか、購入者の感想を知りたいですよね。
そんなあなたのために、実際にお取り寄せした私が「Minimal(ミニマル)のビーントゥバー」をご紹介します!
「Minimal(ミニマル)のテイスティングセットが気になるけど、買おうかどうしようか迷ってる」あなたは必見です。
ビーントゥバーチョコレート専門店Minimal
Minimalは“Bean to Bar Chocolate(ビーントゥバーチョコレート)”専門店です。
世界中のカカオ農園に直接足を運び、品質の良いカカオ豆を選び仕入れ、自社工房でカカオ豆から板チョコレートができるまでの全工程を管理し製造しています。
Bean to Barとは、カカオ豆(Bean)から板チョコレート(Bar)ができるまでの全工程(選別・焙煎・摩砕・調合・成形)を、 自社工房で一貫管理して製造する新たなチョコレートの製造スタイルのこと。
Minimalのチョコレートは余分な添加物を使わず「豆に砂糖を加えるだけ」という必要最小限の成分でつくられます。
さらに、シングルオリジン(カカオ豆をブレンドして製造される一般的なチョコレートに対し、単一原産国のカカオ豆だけで製造されるチョコレート)なので、産地ごとのカカオ豆の個性がチョコレートにダイレクトに味わえます。
Minimalのビーントゥバーテイスティングセット
テイスティングセット -2020 NICARAGUA limited edition- は、とても特別な経緯によってつくられています。
Minimalは、2019年4月〜2020年3月にJICA(独立行政法人国際協力機構)からODA(政府開発援助)の案件化調査を採択し、ニカラグアでプロジェクトを行いました。
プロジェクトの内容は、カカオ生産者と協働し、良質なカカオ豆を生産しそれらをフェアトレード価格にて仕入れ、カカオ生産者収入向上とニカラグア国のカカオ産業の活性化に貢献すること。
つまり、ニカラグアのカカオの品質を上げることが目的です。
ニカラグア共和国は中央アメリカ中部に位置する国で、ホンジュラス、コスタリカと国境を接していて、カリブ海と太平洋に面しています。
ニカラグアは年間7,000トン程度のカカオを生産していて、人口608万人中1万500人程度のカカオ生産者がいます。
その98%が小規模生産者であることが特徴です。
今回のテイスティングセットでは、ニカラグア全土の100を超えるカカオ農園への訪問の中で、これぞ!という3種類のカカオ豆を厳選。
ニカラグアで最もカカオ生産が盛んな北部地域から2種類と、自然保護公園を含む自然豊かな南部地域から1種類選ばれています。
Minimalのテイスティングセットの正直レビューをご紹介!
3種類のチョコレートはカカオ本来の香りや味が感じられるタブレット、いわゆる板チョコ。
左から、マタガルバ県北部のカカオ、マタガルバ県南部のカカオ、ニカラグア南部のリオ・サン・フアン県のカカオです。
袋を開けた瞬間、フワ~とチョコレートの香りが広がります。
それも香ばしいナッツのような香り。
というのも、今回のテイスティングセットはMinimalでいうナッツラインだから。
Minimalではチョコレートを3つに分けています。
- FRUITY(フルーティー):果実のような酸味や爽やかな味わい
- NUTTY(ナッティー):ナッツのように甘く、コク深い味わい
- SAVORY(セイバリー):ハーブやスパイスなど複雑な味わい
Minimalビーントゥバーチョコレート:マタガルパ北部
Date
- NOTE:黒糖のような風味
- RATIO:Cacao beans 70%
- TEXTURE:154μm.Rough
- SUGAR:Made from Beet
- ROAST:2h30min Light 100℃
データを訳すと、
カカオ70%、カカオ豆は粗めに挽いている、砂糖は甜菜糖、100℃で2時間30分焼いている。
つまり、カカオ70%のダークチョコレートです。
通常チョコレートの焼き時間は30分~40分程度ですが、このチョコレートはその3倍以上も長い時間焼いています。
理由は、このカカオ豆が持つ杉のような香りを残すため。
豆の特徴を活かすためにレシピを変えるのが、Bean to Bar Chocolateの醍醐味です。
さらに、カカオ豆を粗めに挽いているので、なにも入っていないのにシャリっとしています。
これにも理由があり、粗く挽くことでカカオバターが出るのを防ぎ、さっぱりとした風味になるからです。
市販で売られているカカオ70%以上のダークチョコレートのイメージは、このチョコレートには当てはまりません。
「ほんとうに甜菜糖しかつかっていないの?」
と疑ってしまうほど、口あたりもよく風味豊かで、とても食べやすいです。
Minimalビーントゥバーチョコレート:マタガルパ南部
Date
- NOTE:皮つきローストアーモンドの風味
- RATIO:Cacao beans 87%
- TEXTURE:154μm.Rough
- SUGAR:Made from Beet
- ROAST:1h48min Light 110-140℃
こちらはなんとビックリ!
カカオ87%のチョコレート!!
ふつうカカオ80%のダークチョコレートはロウのようになっていて、とてもおいしいと食べるものではありません。
色を見ていただくと分かるとおり、このチョコレートも黒いです。
だけどまったくイヤなところがない!
むしろナッティーと言われるとおり、これが3枚の中で一番ナッツ感があり特徴的なチョコレートです。
そもそもカカオ豆がナッツ感があるので、それを活かすためにあえての87%。
きっと、このカカオ豆に大量の砂糖や生クリームをぶち込むと、そこら辺にあるふつうのチョコレートになってしまい、このまさしく皮つきローストアーモンドのような風味は消えてしまうのでしょう。
豆の特徴を捉え、さらにその特徴をチョコレートとして活かす、Minimalの技術力の高さが垣間見える1枚です。
Minimalビーントゥバーチョコレート:リオ・サン・フアン
Date
- NOTE:カシューナッツのような風海
- RATIO:Cacao beans 60%
- TEXTURE:154μm.Rough
- SUGAR:Made from Beet
- ROAST:48min Light 115-140℃
世界でも希少なホワイトカカオを60%使用しているチョコレート。
他の2枚に比べて色が明るいのはホワイトカカオの特徴です。
カカオ60%以上でビターチョコレートと定義されますが、このチョコレートはだいぶ甘く感じます。
もちろん加えてあるのは甜菜糖だけ。
カカオ60%でも甘く感じるのには、ホワイトカカオならではの理由があります。
ホワイトカカオは一般的なカカオの実が紫色なのに対し、ホワイトカカオは真っ白です。
つまり、それだけポリフェノールが少なく、渋みや苦みが少ないのでカカオ自体の味わいが淡白で弱いのです。
なので60%でも甘みが感じられ、食べた時の満足感が増します。
3枚の中では一番食べやすいチョコレートです!
Minimalのビーントゥバー レビューまとめ!
この記事は、Minimalのビーントゥバーが気になっているあなたに向けて、ウチヤマが実際にお取り寄せしてレビューしました。
このレビューは参考になったでしょうか?なっていたらうれしいです!
ではでは、お取り寄せ大好き うちやま りな(▶運営者情報)でした♪